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乙一、二、三、四、五


始まりは、娘の高校の課題図書の一冊。「夏と花火と私の死体」乙一という若いホラー小説の作家に夫共々はまった。G.Wも重なり、気がついたら一週間で5冊を読破していた。どの本も、表紙の表す通り、暗い背景を保ちつつ、そこへさし込む光の明るさ、せつない優しさをきわだたせている作家の力量に感服。
「夏と花火と私の死体」二人の子どもに殺された、私の死体が語る物語。最後のどんでん返しとかごめの歌の哀しい響きがつながった。殺された私に憎しみの感情がないのが不思議な感じ。「優子」
こわがりの私は、こわい・・・と思いながらも最後まで」読んでしまった。美しい情景が盛り込まれた古い日本映画のイメージ。
「平面いぬ」背表紙にファンタジーホラーとある。「架空の友達、眠っている間に動き出すお人形」いつか思い出せない懐かしい記憶の一ページの扉が開かれた。そして・・・。
「暗いところで待ち合わせ」ホラー小説のはずがいつの間にか心温まるラブストーリーへ。
「死にぞこないの青」教師の陰湿ないじめから青の出現により脱するマサオ。最後に登場する臨時の先生の不器用な一生懸命さ「がんばっている結果がこれなんだから、しようがないでしょ。」に涙があふれた。大人も子どもも等身大の自分を認めて、自分も人も大切に生きたいね・・・。
「天帝妖狐」せつないな・・・「A MASKED BALL」後書きにネットワークの匿名性の物語とある。これって改めて不気味なことだって思った。



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